幸せってなんだっけ

経済学では、人間の幸福はどれだけお金を一杯使えるかっていうものだとずっとされてきた。
これって、実証されたことはないらしい。
でもそんなの実証されてなくても実感として分かっています。




ゴールデンサイクルで人生の"Why"を考える
この図は、優れたリーダーはどうやって行動を促すかという鬼プレゼンで示されたモデルです。
これゴールンデンサイクルという月並な、しかし華美ではなく的確な名づけがされていますが、プレゼン中ではマーケティング方法として扱われています。
概要は、「人間は、いくら"What"の部分を示されたって心に響かないので、根本的な"Why"の部分を消費者に示さなくてはならない」ということが言われています。
そして、「まったく新しい電話機によってあなたのライフスタイルを変えます、世界を変革するために作りました」という"Why"で宣伝する例としてAppleが示されたのです。



脳の使用上の注意を守って正しく使用する
しかしこれってマーケティングだけの話でしょうか?
プレゼン内ではこのゴールデンサイクルは、人間の脳の構造と関係が深いと述べていました。つまり、いくら合理的な判断を司る"What"で説得されても人間は行動に移そうと思わないようにできているのです。
私たち人間の脳がそういう仕様なのですから、そのトリセツ(取扱説明書)の通り正しく使用すべきではないでしょうか?
つまり、就職とか、結婚とか、日常の様々な場面で、もっと"Why" の部分を考えるのが脳の使用上の注意に則った使い方です。
トリセツ通りに使用すれば、人生を幸せに生きる最低限のガイドラインはできるのではないでしょうか。そこから先は、自分次第の使い方です。



日本人にとっての"しあわせ"
日本では元来、幸せを「仕合わせ」と書きました。日本人にとってのハッピーとは、予定調和的に波風なく物事が仕合わせていくことなのかもしれません (真偽はどうあれ、こういう風にネガティブに書くのが日本で好まれるのは間違いないですが)。
予定調和的に物事が進行する載って、脳みそにストレスがかからなくて、幸せな状態なんじゃないかな?
それでいて、飽きない程度にマンガとか、アニメとか、適度な刺激があればもう十分しあわせなんじゃないかなぁ?
俺はそんな風に思わないけど。



お金持ちは不幸という幻想
私たちのなかにお金持ちがことごとく不幸になっていった数多くのイメージがありますが、それはむしろお金持ちが不幸になる物語が求められているがためにその数少ない事例を取り上て膨らませることが何度も行われてきただけのような気がします。
お金はツールな訳で、それ自体に悪いもなにもありません。
そもそも大部分の人間が相対的にしか幸せを感じることができないのに、社会の情報が互いに激しく非対称であることを認識することが一番の”幸せ”への近道かもしれません。
とにかく言いたいのはお金は幸せになるためのツールなのだから、持っておくに越したことはなくて幸不幸はその使い方次第です。
とりとめもなく書きましたが、努力とか努力とか、みんな頑張ってるんだから、何が自分にとっての幸せか考えて、そしてどうしてそれが自分にとって幸せなのかを考えて、漠然とでいいからそれに向かって生きるだけでだいぶ違ってくると思うよ。
途中で方針転換したっていいじゃん。でも、取扱説明書無視して使ってると、ダメになっちゃうから、そこは守ったほうがいいと思うなぁ。


Written by 脳ユーザー@YMKjp (Twilog)