未来派でいこう! 戦争報道雑感

戦争終戦記念日に近いということで

を全部ではありませんが、片手間に見ました。ということで雑感。




日本と韓国の未来をつくっていくために
韓国との問題については、

  1. 過去の事実と現在の相手国を知る
  2. 建設的な関係を構築していく

という2つの方法しかないと思います。ポイントは「あまり過去を見すぎない」ということです。
【2.建設的な関係の構築していく】と言っても、日本のアニメを韓国の人が見たり、逆に韓国のドラマを日本の人が見たりするような関係です。そういった文化から、政治をハックしていくしかないように思います。それが、これからの歴史だし、そこから派生したビジネスなどによって友好的になるインセンティブも増すことはあるかもしれません。
逆に、過去の話は、ドロ沼です。例えば、膨大な事実誤認があります。先述の番組でいえば韓国側の「しっかりと謝罪せよ」という主張がありました。これは村山談話を踏襲を踏まえていないように考えられますし、実際韓国国民の60%以上が村山談話の存在を知らないそうです。そしてまた、村山談話を知っていても(先の発言が踏まえた発言であったとしても)、「口先だけで感情がこもっていない」という主張もなされています。このような、感情論になってしまうと、まさに水掛け論、ドロ沼化していきます。こういった事実誤認が新たに再生産されないために、【1.過去の事実を知る】ということは大切でしょう。そして、どうしても生じてしまう歴史認識の問題はより大きな【1.現在の相手国を知る】ということでカバーしていくしかないように思います(「お互い目をつぶって良好な関係を優先しよう」ということです)。



戦争問題の本質
戦争問題の本質は*1、"時間"です。

戦争問題の原因が"時間"という人間が抗うことのできないものである以上、ここの感情は一定程度(正義が許す範囲で)諦めるしかないように思います。そして、正義を決める社会を以下に納得させられるかというのが政治家の姿勢に掛かっているでしょう。そして、"時間"に原因があるという点では、冒頭のテレビ東京の番組でのテーマにも関係する「戦争の風化」も同質の問題であると言えます。また、「体験してきた人が死ぬ」という問題も同質です。これにより、許すということが本質的に不可能になります。恨みが、伝播することによって、原理主義の罠とでもいうものに陥ってしまうような気がします。



時間に抗うたった1つの方法「再発防止」
謙虚に犯罪にしても戦争にしても「再発防止」に活かすしか僕たちが学んだ成果を活かすことができない。「過去に起こったことをなくすことはできない」という厳然たる事実に、無力な僕たちが1ミリでも報いるための方法じゃないかなぁ。
ということで、戦争問題の本質的な原因たる"時間"に抗うために、僕たちに残された(科せられたとも言える)手段は「再発防止」しかありません。これは、謝罪をしなくていいという訳ではありません。しかし、「再発防止」に向けて、過去へベクトルを向けるよりは「過去の事実と現在の相手国の心情を知る」ということと、「現在の相手国と交流する(ことによってハックしていく)」ことに主眼を置くのがいいと思いました。


Written by 戦争を"知らない"世代@YMKjp (Twilog)

*1:戦争の本質というよりは戦争問題の本質です