マックブックAir 薄いが軽くはない!(1ヶ月レポート)

明けましておめでとうございます。
ネット上で評判が高かったMacbook Air13"(以下Air)を買ってはや1ヶ月。12万円のクレジットカード請求が年末の物入りな時期に重なりデフォルトしそうでしたが、お年玉でバランスシート健全化させました。人柱としての役割を果たすためレポートしたいと思います。



神戸空港の待合室パソコンスペース。コンセント1口、卓上照明ありで便利



評判の高さに惑わされずに「ノートブックが必要かどうか」は吟味すべき
当たり前すぎてヘドが出るっていうか、そんな最低でも8万、9万円するようなもんそうそう簡単に買えるっていうレベルじゃねーぞ! というツッコミ待ちの振りレベルですが、僕としては普段ネット上で信奉しているような神々たちがこぞってAirを祭りあげているので勢いで買いオペしてしまったわけです。
冷静に「ノートブックないと不便でしゃーねぇよ!」というひとには最強にオススメといったところです。むしろ個人的には僕のような生活(おそらく学生のなかでもマイノリティですが)をおくっている人(がいるとすれば)にはiPad+キーボードの"タカポンスタイル"をオヌヌメしたい。対象は具体的には、情報のインプットに重点をおいて使いたい人で、ときどき少量の文章を打ちたい人(大量の文章やプログラミング作業は別端末で)。そのようなシーンであればiPadAirよりも優れている。理由は以下のとおり

  • 軽さ

です。軽さ、これはiPadの利点でもあり、同時にAirの弱点でもあります。逆に言えば、Airにはこれ以外に例えばCDドライブがついていない点などへの不満はなかったです。なにより、SSDの爆速っぷりは1ヶ月も使っていると忘れそうになりますが実際ハンパではない。もはやSSDの速さは僕にとって「インフラ」となりつつあります。ちなみにAirにはLANケーブルをぶっさすことはできない*1のですが、Wi-Fiとんでるような環境に常駐しているような者にとっては無問題で、そのケーブルレスっぷりに思わずメガネをクイッっとしたくなること受け売りです。


リュウド アールボードフォーケイタイRBK-2100BTJ Ver.2.1(Bluetooth HID、JIS配列) RBK-2100BTJあまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
こいつを使えば"タカポンスタイル"の完成! iPadのタイピングのしにくさが改善される



実はそこまで不安ではないバッテリー
優良児なAir君ですので、バッテリーに関しては僕は不満に感じたことはありません。今日日コンセントのない場所を探すほうが難しく、普通にモバイル用途でも4時間程度はらくらく使えるからです。でも外出時にはACアダプタを持ち運ぶのは避けられないかも。バッテリーに4時間では「ケータイ」するのは難しい。まあもちろんそういう精神衛生的レベルでは、iPadの「[http://www.apple.com/jp/ipad/specs/:title=インターネット利用で10時間]」のというのも心もとなくはある。しかしノートパソコンですから、マルチタスクでパフォーマンス重視でバリバリ酷使しようという用途もふつうに想定されますので、気になるなぁといったところ。



カルイイは正義!「重量640g差の壁」
Air、薄さとワイヤレスなスマートさは抜群で文句のつけようがないのですが、しかし重いです。これは断言できます。重い。「軽くはない」といったレベルではなく、重い。この重さに関してはAirもちまえの薄さが災いしている感はあります。「こんなに薄いのに、こんなに重いのかよ」と(さらにモンスタークレーマー級の文句をいえば薄く平べったいので持ちにくい)。AirとiPadでは「バッテリー公称値3時間の壁」よりも、「重量640g差の壁」の高いのは間違いない。重さに関しては質量保存の法則で使用シーンに関係なくすべてのひとに言えるのですし。



もっと言えば「iPadもまだ早い」
スティーブ・ジョブズは日本でiPadが電子書籍リーダーとしてとらえられていることにお怒りのようですが、とはいっても本の虫にとっては[http://www.apple.com/jp/ipad/features/ibooks.html:title=iBooks]が使えるiPadというのは垂涎の的でしょう。その逆もまた真で、普段読書しない人がiPadを買うのは若干疑問。しかしとにかくその延長線上で、「AirじゃなくてiPad買えばよかった〜」とは思っていません。iPadは一大ジャンルを打ち立てましたが、熱にうかされていなければこの第1世代iPadはどうもスマートじゃない。あの黒い枠を見よ!
そして…

「次世代iPad」は超高精細液晶や大容量SSD、USBポートなどを搭載か(GIGAZINE)

GIGAZINE経由のAppleInsiderによれば

  • 液晶の進化 より見やすく!
  • USB搭載 より便利に!

なるというではないか。そしてAppleのことですから当然より見た目がスマートで実際軽いバージョンをリリースしてくれることでしょう。恵まれた日本語出版環境に甘んじて、それまで待とうじゃなイカ!
4月までに発売というから、これは第2世代iPad期待大! ということでiPad、待ちです! デフレですし。



MacBook Air まとめ
ということでAirそのものへの不満という不満は「重量」のみ。あとは使用者とのマッチングです(※ただ、マルチデバイス化が進む中、Airの対象は意外と狭いはず)。逆に特筆すべきは軽さは軽さでもSSDの挙動の軽さ。これはもうHDDに戻れない。
さて、Airを買ったことは見栄を張るのをしのんで親切設計な発言をするのであれば、現段階で買う必要なかった。僕は今月よりインターンシップをはじめる予定なので仕事でつかうようなシーンはあるかもしれませんし、将来iPadを買えばその母艦として活躍してくれそうなので及第点ですが、iPadを少し触った程度でしか使ったことがないのでなんとも言い難いですが、今の用途のままだとAirを買うまでではなかったのでした。


【追記】11インチは選択肢としてどうか
すっかり忘れていました。僕はそもそも「1台目としては13インチ、2代目には11インチ」というAirセオリーに背いて2台目なのにも関わらず13インチを買ったのでした。ではそんな私に質問してみましょう。「11インチを買えばよかったと思っていますか?」
―私「はい」
そうですね。私が13インチを買った理由は3つあって、「バッテリー・CPUの性能・手の大きさ」でした。このうちバッテリーはACアダプタを持ち運ぶことによって無問題化し、CPUの性能も用途にはよるもののもはやSSDによって体感速度はカバーされうるのではないかという疑念が生じました。そして新たに台頭したAir唯一の問題が重量でしたので、結論は「11インチも全然アリ」となりました。「軽いは正義」ですね。
ちなみにUSキーボードには満足しています♪


デフレの申し子@YMKjp

*1:USB経由のアダプタ別売りとかを駆使すれば可能