大富豪社会到来のお知らせ

大富豪の数が世界で増加傾向 米国では10年後2倍に

大不況により米国だけで15兆5000億ドルもの家計資産が失われたにもかかわらず、大富豪の数は米国を含む世界中で増加傾向にあることがデロイトセンター・フォー・ファイナンシャルサービスとオックスフォード・エコノミクスの共同調査で明らかになった。

この調査は何を意味しているのか。
僕はよく言われるような格差が拡大するような社会を想像することはしない。



大富豪化社会
この調査結果が指摘する通りに、社会は大富豪化しているのだ。
僕たちの未来にはマルクスが想定したような労働者たる「下層」は存在しない。
なぜならば世界は十分に「非人間」の担う役割が大きくなってきているのだから。
現に僕のこのブログも、ほんの少しの僕自身の経験と、大部分のプログラミングとエンジニアリングによるものである。


しかし、現代はほんの少しだけ、大富豪化しつつある自分たちを自己分析しきれていないのだ。
千と千尋の神隠し」の赤さん赤ちゃんのように。
自分に必要な知識を身につけよう。
そうすれば、もっと楽になる。
自分探しの旅の終着も近い。




自分探し線の始発書籍
現代の金融入門 [新版] (ちくま新書)
現代の金融入門 [新版] (ちくま新書)

池尾和人先生の著作。時代の潮流に流されにくい、金融の「基本原理」について解説。


現代社会が「自分自身」について理解出来ていない分野の最もたるもののうちのひとつが金融だろう。
僕たちは資本主義社会を自認しながらも、あまりに資本について理解出来ていない。


しかし僕はまどかマギカの主人公並に希望を持っている。
この乖離の是正は近く、私たちはすぐにアイデンティティを取り戻すだろう、と。
なぜならばこの社会はこれほどまでの名著を、[新版]たらしめたのだから。
書籍のなかでも最高級に「手になじむ」新書サイズで、さらにこれが[新版]ときた。
これも神の見えざる手によって導かれた結果なのか。


少なくともルソーの社会契約の論理でない。同じ契約で言えば、どちらかと言えばキュゥべえのそれに近い。
キュウベイと契約しておいて、よかった。


@ymkjp