【住宅】人生の3大出費を変えると人生が変わる(Pt.1)

「人生の3大出費を変えると人生が変わる」
僕は本気でそう思って実行しようと思っている。


人生の3大出費は、

  1. 住宅ローン
  2. 保険(生命保険など)
  3. 子供の教育費


ではさっそくまずは住宅について。

※以下、リンク先さえ読めば十分です。





10年以上の住宅ローンは不可
ブログ”Chikirinの日記”で一番人気の記事を知っていますか?
「10年以上のローンはだめです」というものです。
以下引用。

10年以上のローンが必要になる価格のものは、それが家であれ車であれヨットであれ、自分には分不相応なものだと理解しましょう。
それが常識的でまっとうな経済感覚というものです。
「家だから30年ローンはごく普通」などと思うなら、あなたは銀行と不動産会社と住宅会社にだまされてます。
「10年以上のローンはだめです」(Chikirinの日記)

すごいですね。30年ローンとか身分不相応だって、うちの親なんかは卒倒するのではないでしょうか。
ですが、僕はこれをより押し進めても良いと思っています。



ファイナンス的には持ち家より賃貸
「不動産を買って住宅ローンを組んで新築の家を買うより、一生賃貸で暮らしたほうが(ファイナンス的には)お得な傾向がある」。
え? って思いますよね。
だってよく、「賃貸で払う金額よりローンで月々で払う額の方が安いからさっさとマンション買っちゃた方がいい」っていう話聞きますもんね。
不動産業界やら銀行の人の話を鵜呑みにしない方がいいかもしれません。
それは不動産屋の煽りかも。
※住宅だけじゃなくて、金融商品とかも同じです。

参考:



そもそも所有の時代は終わりつつある
先程のブログ”Chikirinの日記”で最近、所有の時代は終わりつつあるという記事がありました。

ところが、世の中は今、より所有しない時代へ向かってる。
より所有しない生活こそが、より豊かで高度に発達した生活スタイルなんだと。そういう時代に向かっている気がします。
「“所有”という時代遅れ」(Chikirinの日記

つまりこの話を住宅に置き換えるならば、「持ち家⇒賃貸の時代」ということです。
しかし、住宅に限って言えば、「所有の時代は終わった」ということを3年*1も前に書いたヒトがいます。すごいですね。「知ってる人は、知っている」ということでしょうか。

参考: 「『賃貸よりも、実は買ったほうがトク!』を批判してみる」

賃貸じゃ安心出来ないなら中古一戸建てをリフォームで
仮にファイナンで賃貸が一番有利だとしても、そんなのじゃ安心出来ないっていう人もいると思います。
理由としては、

  • 年をとって働けなくなってから貯金も底を付いたら賃貸住宅から追い出されるじゃないか*2
  • そもそも人が死ぬと住宅の価値が下がって賃し主は困るから、老人には貸してくれないって聞いたぞ

っていうのがあると思います。
「お金をケチって老後安心できないのでは意味ない!」という話ですよね。
ただ、だからと言って持ち家を買ってしまうのはよくない。
ましてや激安マンション(駅から遠い)など買おうものなら資産価値が買った瞬間に…という話はさておき、一生賃貸が嫌な人は、

お客様の為にライフプランを書くことがあるのですが。
新築マンション購入のプランが賃貸のプランの上を行く事があまりないんですね。
そういうコトもありまして、「持ち家はファイナンス的に不利」と考えるようになりました。
ファイナンス的にオススメの持ち家は、土地付中古戸建をリフォーム、です。ライフプランの変化にも対応しやすいです。
参考: 新築マンション購入と賃貸(50年後の場合)

とのこと。
※ちなみに私見だけど、売りたくなったときのために流動性の高い(つまり買いたい人が多い)駅近くの住宅を買ったほうがいい。都心には意外なほど古い木造一戸建てが多いのらしい。確かに、裏原宿や麻布、渋谷の少し離れたところを歩いてみると結構ある。
人生何が起こるかわからないから「もし売ることになったら」という視点を持って住宅を買う必要があるだろう。
それがリスクヘッジだ。住宅に人生を縛られるなんて誰だっていやなはず。



コラム: 日本人のリスク感覚
※安心したいばっかりの日本人はリスクに対するリテラシーが低いっていう話もある。この視点では、持ち家にした途端、「引越ししにくくなる」というのはリスクヘッジできていないと言える。投資も同じだ。まあこんな分野こそ勝間和代さんの専門分野です*3
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保険会社は不安を煽って”安心”を売ろうとするしね。


業界も意識しつつある中古住宅市場
さてこの、中古住宅をリフォームというのは一戸建てもマンションも含めて、最近の不動産業界のトレンドとなりつつあります。
不動産屋さんは、新築マンションをどんどん作ってどんどん売っていく建売という古い売り方をやめようとしています(不況じゃそれは無理ですよね)。
ハ会というシンポジウムがあります(先月6月22日の【動画】第1回ハ会シンポジウムUSTREAM)。
勉強熱心な不動産やさんは、中古住宅に注目し始めているのです。
そして、リフォームではなく、新しく「リノベーション」という言葉を使い出していますが、意味は一緒です。



住宅まとめ
もちろん場所とか様々な条件によって異なるけど、まとめると以下のような傾向があるということです。

  1. 金融の視点からは持ち家よりは賃貸がお得
  2. 賃貸では老後が心配ならば中古一戸建て


あと、まあ言うまでもないけど、住宅はおっきな買い物だから、よく考えた方がいいです。
どうしても新築が買いたいならば、全然それはそれで問題ないし、人それぞれ。
そして、自己責任。


Written by @YMKjp (Twilog)

*1:このご時世、3年というのは長い!

*2:手元にお金があったら使ってしまう人は特に心配だろう。でもそんな自制の利かない人、そもそも老後の貯蓄の心配する以前の問題かも

*3:「一人の人間を盲信するのはよくない」と思うよ